Chikkutune
竹製楽器×チップチューン
「竹チューン」はアンクルン、バリンビンなどの竹製楽器を組み合わせたチップチューンです。
kaguyadepthは屋号が竹なので、まずは竹から表現の世界を広げていこうと考えました。
竹はアジアを中心に広く分布していますが、北海道に自生しているのは笹ですから、身近なものではない竹についてはいまだ手探りです。
竹製楽器の音はサンポーニャや尺八といったポピュラーなものは音源を、アンクルンやバリンビンといったマイナーなものはフリー素材を利用することにしました。
あくまで竹製楽器の音色に着目した作品であるため、伝統奏法に則っていない箇所も多々あると思いますが、その点はご了承ください。
- TITLE
- Chikkutune 竹製楽器×チップチューン
- CIRCLE
- kaguyadepth
- SPECIFICATION
- CD-R + ジャケット + ライナーノーツ + 10mmケース
- RELEASE DATE
- 2018年7月8日
- PRICE
- 300円
- STORE
-
2019年2月24日をもってTOKYO FUTURE MUSICでの委託販売は終了しました。
TRACKLIST
- Please take part in
- Take it from me
- Take a chance
- To take one's life in one's hands
- Take that!
All tunes written by 萌尽狼
(Total Time 15′54″)
LINER NOTES
2017年9月1日のASIA LUNAR活動終了から10ヶ月、ようやくkaguyadepthとして本格始動することができました。
2017年10月5日、中秋の名月の夜明けに、夢の中で「kaguyadepth」という新サークル名を思いつき、ゲーム音楽風オリジナル曲専門サークルとして再始動したものの、25年にわたる同人活動をいったん整理し、ひと区切りつけるまでにずいぶん時間がかかりました。
本作品は、2018年6月17日の北海道コミティア8視察後に「竹チューン」を思いつき、短期集中で作りましたが、当初は2018年5月20日のゲームレジェンド28に向けて『換装少女』を題材とした全く別の作品を考えていました。
今後一切ゲーム音楽アレンジは行わないと決めたものの、今後もゲームレジェンドを中心に活動を続けるならば、レトロゲームファンをつなぎとめる作品づくりを行わなければならないのではないか? という葛藤があったのです。
また『換装少女』については先におまけのペーパークラフトづくりを進めた結果、途中で飽きてしまいました。ちょうど6月末に『換装少女AA』が発売されて再び話題になっているところですが、再燃することはありませんでした。
そもそも『換装少女』に飛びついたのも、サークル名と同名のメカ少女「kaguyadepth」を構想していたからですが、ASIA LUNARから月を継承したと銘打ったこともあり、どうにも竹取物語にとらわれすぎていたのだと思います。
さて、今回の曲についてですが、フォルクローレにちなんでGメジャーかEマイナーで作曲しています。民族音楽といえばペンタトニックということで、苦手なペンタトニックもなんとかがんばってみました。
最初に作曲した2曲目のフュージョンがゲームボーイ音源の打ち込みとしても会心の出来なのですが、アンクルンを使った琉球音階の方が、インパクトがあり1曲目になりました。
青春パンクチックな3曲目、中期YMOチックな4曲目、PCエンジンシューティングチックな5曲目と一貫性がありませんが、曲名が「参加してね」「私を信じて」「当って砕けろ」「死地に赴く」「これでもくらえ!」とストーリー仕立てになっています。
1曲でも気に入っていただけたら幸いです。
P.S.『サンダーフォースⅣ』のステージ4ボスBGM「Strike Out」のメロディーがサンポーニャっぽいとずっと思っていたのですよね。改めて聞くとそうでもないのですが…
2018年6月28日 萌尽狼
SPECIFICATION
往年のゲーム音楽レーベルをリスペクトしたデザインになっています。サイトロンレーベルG.S.M.1500シリーズのうち、1990年4月21日発売の『S.C.I.』『エア・バスター』から、1991年1月21日発売の『スペースガン/ミズバク大冒険』までの19枚が元ネタです。



EMPLOYED MATERIALS
Freesound
アンクルン (Tr.1)
竹マリンバ (Tr.1)
サンポーニャ (Tr.3)
バリンビン (Tr.4)
竹シロホン (Tr.5)
Pixabay
ジャケット写真
バックインレイ写真右
BIBLIOGRAPHY
竹製楽器の種類
- [私家版 楽器事典] 竹や葦でできている楽器
- 世界の竹製楽器をイラスト・写真付きでわかりやすくまとめてあります。
- [東京楽竹団] 楽器紹介
- 伝統楽器のほかオリジナル楽器を多数制作し、演奏活動を行っています。
サウンドフォント
- [Klungbot] Nusantara Arumba
- アンクルンなど、複数のサウンドフォントを組み合わせて作られています。
KONTAKTライブラリ
- [Soundiron] Bamboo Bundle - Asian percussion collection for Kontakt
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アンクルン、バンブロング(イディオフォン)、バンブー・スティック・アンサンブルのKONTAKT専用ライブラリ。
SONICWIREでは単品購入が可能です。
また、Splice Soundsではサブスクリプションで利用できます。
- [8Dio] Kokiriko Percussion VST-AU-AAX – Kontakt Instruments & Samples
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こきりこのKONTAKT専用ライブラリ。